SUPER9sの改造 マフラーについてです。
・なぜ改造するのか
バイクを所有している人は改造する時”マフラー”は候補に挙がりやすいのかもしれません。
だってマフラー交換しているバイクは迫力ある音を出しますしね。
私はオートマ(スクーター)で音の大きなバイクはあまり好みではありませんけどね。
そうです、マフラーはエンジンから出る排気音を消す装置(サイレンサー)と
排気を綺麗にする装置とさらにもう一つ、排気をエンジンに戻す装置(チャンバー)
が付いています(2ストエンジンはね。4ストはチャンバーは付いてません)。
排気音を消す装置と排気を綺麗にする装置はそのまま、単純に言えば
エンジンからの排出の抵抗になるわけです。
エンジンの爆発音ってそれはそれは大きな音で、マフラーなしでは正直
正常な神経の持ち主なら迷惑だとすぐ判断できるような大きさです。
でも抵抗になっちゃうから、迷惑にならない程度に抵抗を減らす
(厳密には音量が定められています)のがよいわけです。
「なるほどー。んじゃーマフラーに穴開けちゃえばいーんじゃん!」と思ったアナタ、
そうそう、抵抗を減らす意味をよく理解していらっしゃる。
きっとアナタは今後も良い改造ができることでしょう。
だがしかし、問題はそんなに簡単ではないのです。
先ほど書いた、排気をエンジンに戻す装置(チャンバー)のことです。
「は?排気をエンジンに戻したら抵抗になっちゃうじゃん!」と思ったアナタ、
そーなんです。抵抗になっちゃうんです。正解です。
ただ、「抵抗になっちゃう」のではなく「抵抗を作っている」のです!
2ストロークエンジンと言うのは、吸気と排気を一度に行います。
どゆこと?と思った方は2ストロークエンジンの仕組みについて調べてみるとよいでしょう。
吸気と排気を一度に行うと、何が起きるか。
吸気した新しい空気とガスが排気側に抜けちゃう!
だって吸気口と排気口って繋がってるし、二つが同時に空くから
燃えずに抜けてっちゃうんだ!
「えー。それじゃせっかく大量の空気とガス入れたのにもったいないじゃん!」
そう、だから排気をエンジンに戻す装置(チャンバー)で
排気に抵抗を作って新しい空気とガスが抜けてくのを防いでいるのです!
すごいですよね。だって排気するタイミングに合わせて排気をエンジンに戻さないといけないし。
マフラーはとーーーっても大事なんです!
音や格好で選ぶなんてもったいない!!
当然吸気量も増やさなければならないし、ノーマルに比べて抵抗がぐっと減るので
エンジンがめちゃくちゃ回るようになります。
なので、ウェイトローラーのセッティングも必須となるわけです。
でもエンジンがめちゃくちゃ回るので出力が増すのは間違いありません。
なので改造するのです。
ちなみに私はマフラー改造が一番最後でした。
改造する前と最高速度は変わりませんでした。
当たり前です。駆動系で最大限最高速度が出るようにしてあったので。
中間加速は鬼のように変わりましたけどね(笑)
改造する意味を理解し、正しい改造をすることをお勧めします。
・改造内容
①BURIAL製マフラーであるGRAND SLAMの取り付け
②チャンバープロテクターの取り付け
GRAND SLAM、チャンバープロテクター共に通販で購入しました。
GRAND SLAMの箱はこんな感じ。想像より大きい箱です。
箱の中身
中には
・マフラー
・マフラーパッキン
・ウェイトローラー
・その他取り付け用部品
・ステッカー
が入っていました。
ウェイトローラーは11g×3です。
チャンバープロテクターはこんな感じ
中には
・チャンバープロテクター
・その他取り付け用部品
が入っていました。
取り付け方に関しては説明書を読みましょう。
取り付けるとこんな感じになります。
また、マフラー交換ということで
・メインジェット
・ウエイトローラー
を合わせて交換しています。
■BURIAL GRAND SLAMに関して
・パワーバンドについて
SUPER9S用べリアル グランドスラムのパワーバンドについて調べた結果
①8800~9200rpm
②8500~10500rpm
という意見を見かけました。
信憑性は別として、私は
巡航8500rpm
MAX10000rpm
を目指してセッティングを行いました。
この時点でハイギア、クラッチ、プーリー等駆動系にかなり手を入れていますので
ウェイトローラーは9.5g×3
メインジェットは100番
に変更しましたが、参考にはならないと思います。