今回はSONY α6400(ILCE-6400M) に待望の動物のリアルタイム瞳AF対応のファームウェアが登場したのでそのアップデートや設定方法と動作レビューを行います。
- 動物瞳AFとは…
- お持ちのα6400が動物瞳AFに対応しているかの確認方法
- アップデートをするために準備すること
- アップデートの懸念点(バグ??)
- アップデートの方法
- 動物瞳AFの設定
- 動物リアルタイム瞳AFの簡易レビュー
動物瞳AFとは…
SONYのミラーレス一眼レフにはリアルタイム瞳AFという機能が存在します。
リアルタイム瞳AFのレビューは以下の記事にも載せています。
そして、いままでのリアルタイム瞳AFの「瞳 」とは人間の瞳を指していました。
それが、動物にも対応した、ということになります。
α7Ⅲのようなフルサイズミラーレスに先行で機能追加が行われ、この度(2019/6/13)
私の所有するSONY α6400(ILCE-6400M)も対応となりました。
お持ちのα6400が動物瞳AFに対応しているかの確認方法
動物のリアルタイム瞳AFはボディーのVerが2.00以降のものとなります。
確認場所は
1. [メニュー]→[セットアップ]→[7]→[バージョン表示]を選んでください(図1)。
の通りです。
私のボディーはもちろんVer2.00のファームウェアが出た2019/6/13より前に購入しているのでVer1.00となっており、動物瞳AF対応はしていません。
アップデートをするために準備すること
アップデートを開始するために、いくつか必要な準備があります。
- パソコン
- メモリーカードが抜かれたボディー
- 満充電に近い充電がされたバッテリー
- microUSB-USBケーブル
- アップデートソフト
となります。
バッテリーは公式には満充電されたバッテリーとありますが、私は80%程の残量で問題なく対応できました。
microUSB-USBケーブルも公式ではカメラ本体に付属のUSBケーブルとありますが、私は市販のUSBケーブルで問題なく対応できました。
アップデートソフトは
のページのダウンロードからUpdate_ILCE6400V200.exeをダウンロードすれば完了です。
アップデートの懸念点(バグ??)
あと、余談ですが、アップデート後にカメラのプレビューで写真を確認したのですが、
拡大ボタンを押下したときの動きがおかしいような気がします。
(拡大後さらに勝手に何段階か拡大する?ような挙動)
さらに、拡大後の拡大/縮小が操作できなくなっているようです。
もしかするとVer.2.00のバグかもしれませんのでアップデートは慎重に!
最新情報あれば情報更新します。
アップデートの方法
アップデートの方法はそれほど難しくありません。
詳しくは公式のアップデート手順を見たほうがよいと思いますが、
ボディーとパソコンをUSBケーブルで接続し、Update_ILCE6400V200.exeを実行して進めていくだけです。
Update_ILCE6400V200.exeを実行すると、
と出るので手順1.~4.を最終確認し、次へ
現在のバージョンを確認し、問題なければ次へ
カメラがリセットされ、
アップデートが始まります。
5分ほど待っているとアップデートが完了します。
アップデートはすごく簡単でした。
バージョンを確認するとVer.2.00になっているのでバージョンアップ完了ですね。
動物瞳AFの設定
これはアップデートするまで知らなかったのですが、動物瞳AFを使用するには
顔/瞳AF設定で検出対象を「動物」に変更する必要があるようです。
検出対象を
人物から
動物に変更
正直、リアルタイム瞳AFを使用していれば人物であろうが動物であろうが瞳へAFが効くようになるとばっかり思っていたので少し残念です。(ただの勉強不足ですが)
動物リアルタイム瞳AFの簡易レビュー
まずは今までの人物リアルタイム瞳AFの動作
次は動物リアルタイムAFの動作
動物リアルタイムAFの場合、左右の目それぞれの瞳を認識しているのがわかります。
ただ、目の周りが黒い動物は認識するのが難しそうな感触です。
また、瞳のAFより先に通常のAFが走り、後から瞳にAFが当たっているような動きです。
そして、犬のような顔が(首が)動き回るような動物の瞳にリアルタイムにAFを当て続けるのは難しいかもしれません。
ちなみに人物リアルタイムAFの動作の場合の角度はもしかすると動物リアルタイム瞳AFモードでも難しいかもしれません。
正直このレベルの確認ではわからないことが多いですね。
鳥とかを撮られる方はかなり重宝されるのかもしれません。
動物園に行った際には改めて確認してみようかと思います。
撮影した写真はこんな感じです。
あえてF1.8で撮影しましたが、これくらいピントが合っていれば適切なF値にすれば問題ない撮影が可能かと思います。
以上、SONY α6400で動物リアルタイム瞳AFを使用できるようにアップデートしてみた&動作検証をしてみた!でした。