SIGMA MOUNT CONVERTER MC-11(Canon EF-E用→ソニーEマウント) を改造してキャノンのEF-Sレンズ(APS-C用)を取り付けられるようにしました!
- SIGMA MOUNT CONVERTER MC-11とは
- SONYの300ミリ前後のレンズはラインナップが少ない
- いざ、開封!
- CANON EF-EレンズとEF-Sレンズの装着テスト
- MC-11を分解開始!
- いざ、EF-Sレンズを装着!
- まとめ
SIGMA MOUNT CONVERTER MC-11とは
SIGMA マウントコンバータ MC-11とは、一言でいうと
SIGMA製のCANON EF-Eマウント用レンズをSONYのEマウントに装着するための変換機となります。
その際、大切なのは
- MC-11はCANON EF-Eマウント用→SONY Eマウント用 と SIGMA SAマウント用→SONY Eマウント用の2種類がある。
- MC-11はSIGMA製のCANON EF-Eマウント用レンズをSONY Eマウントに変換することをサポートしているだけで、CANON製 EF-EマウントレンズをSONY Eマウントに変換することをサポートしているわけではない。
- MC-11はCANON製 EF-Eマウントレンズは装着できるが、CANON製EF-Sマウントレンズは物理的に装着できない。
という点です。
これはどういうことなのかというと、
○:SIGMA製のCANON EF-Eレンズ←MC-11(SONY Eマウント用)←SONY Eマウント(α6400)
△:CANON製のCANON EF-Eレンズ←MC-11(SONY Eマウント用)←SONY Eマウント(α6400)
×:CANON製のCANON EF-Sレンズ←MC-11(SONY Eマウント用)←SONY Eマウント(α6400)
ということになります。
つまり、私が以前保有していたCANON EOS Kiss X5のレンズは装着できない!ということになります。
そ、そんな…
SONYの300ミリ前後のレンズはラインナップが少ない
しかも、SONYのレンズは300ミリ前後のレンズが高いものしか存在してません。
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こんな感じで10万円近くするのが当たり前です。
そこで、シグマの18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM キャノン用のお世話になるわけです。
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これを取り付けようと思うとMC-11が必要となるわけです。
私はシグマの18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM キャノン用を購入しましたが、このレンズは585gとKiss X5時代のEF-S55-250mm F4-5.6 IS IIの390gと比較すると重いのと、EF-Sレンズ着けれたら面白いんじゃない?という好奇心からMC-11を最初から改造する前提で購入しました笑
だって、もし動作すれば5万円以上のお金が浮くんですよ?やるしかないでしょ!ってな感じです。
あ、ちなみにですが、シグマの18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM キャノン用+MC-11ではAF-Cでのピントあわせや連射Hiモードでのピントあわせ、瞳AFは動作補償外(動作しない?)とありますが、実際は動作します!もう一度言います、実際は動作します!!特に不満を感じるレベルではないです。
ただ、望遠でピントが合い辛い状態がたまにあります。でも支障をきたすレベルではないです。
MC-11を改造せずにα6400で300mmのレンズを探しているならシグマの18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM キャノン用はいい選択肢だと思います。
いざ、開封!
外装箱はこのような感じです。
中身はマウントコンバータ MC-11本体とファームアップデート用のUSBケーブルとなります。
こちらがマウントコンバーター MC-11
パンケーキレンズくらいのサイズです。
CANON EF-EレンズとEF-Sレンズの装着テスト
で、例えばCANONの撒き餌レンズとして有名だったEF50mm F1.8 IIだと、このレンズはフルサイズ用のレンズのためフツーに装着できたりします。
こんな感じになります。
あっさり装着できます。
では問題のEF-Sレンズです。
EF-SレンズはCANONのEF-E(フルサイズ)ボディに取り付けができないように?取り付ける部分に樹脂の部分が増えています。
この部分がMC-11の中にある樹脂部分に接触してしまい、取り付けることができない、ということになります。
そう、つまり、MC-11の中にある樹脂部分を外せば取り付けができるわけです。
というわけで、MC-11を分解してみることになりました。
MC-11を分解開始!
MC-11の分解はすごく簡単です。
とはいえ自己責任でお願いします。
必要な道具は精密ドライバーだけです。
まずは、4つのねじを取り外し、金属のマウント部分を取り外します。
すると、問題の黒い樹脂部分が見えるので、またしても4つのねじを取り外します。
最初のねじとは大きさが違うので注意してください。
ねじを外すと、樹脂部分が外れるので取り外します。
どうやらこの樹脂部分はMC-11の回路等を保護する樹脂カバーのようです。
で、樹脂カバーとねじを残した状態で金属のマウンタを再度とりつければ完了です。
こんな感じで基盤がむき出しになっていますが、特に問題はないと判断しました笑
いざ、EF-Sレンズを装着!
というわけで、MC-11とEF-S55-250mm F4-5.6 IS IIをとりつけてみました。
今度は干渉せずにばっちり取り付けられました!
で、次に気になるのはα6400の売りである瞳AFが効くのかどうかですが、
結論から言うと、
・AF-Cでピントは合います
・連射Hiモードでは1枚目のみ合います
・瞳AFは効きます
という感じです。
ただ、Hiモードで1枚目しか合わないのは、相性の問題ではなく、
レンズがIS IIだから、というのが大きいと思います。
ピントを合わせ続けるのに能力が追いついていないような動作をしているからです。
というより自分の持っているレンズがSTMだとずっと勘違いしていて、最初に連射Hiモードでピントが合わなかったときは絶望しました笑
おそらくEF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM では全て動作すると思いますが試していません!
ごめんなさい、また試したら記事を更新します…
というより、絶望してシグマの18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM キャノン用を購入してからSTMじゃないことに気がついたんだ…
まとめ
MC-11を改造してCANON EF-Sレンズを取り付け可能にすることはすごく簡単です。
そして、
SONY Eマウントであるα6400で300mmのレンズはシグマの18-300mm F3.5-6.3 DC MACRO OS HSM キャノン用+MC-11はコスパがいい!
でも、EF-S55-250mm F4-5.6 IS STMがもし動作すればシグマの半額くらいで買えるはずなのでもっとコスパがいい!
となるわけなんです!
近いうちにEF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STMで動作確認してIS STMならいけるのかを報告したいと思います。